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2021年お雛様を飾る時期「雨水」はいつ?意味や飾り方としまい方を紹介します。

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3月3日の雛祭りの日に向けて、雛飾りを飾る家庭も多いと思います。

  • お雛様はいつからいつまで?飾る時期が知りたい。
  • 飾り方に決まりはあるか知りたい。
  • しまう時の手入れの仕方を知りたい。
  • しまうのに適した場所を知りたい。

今回の記事では『お雛様』に関する知りたい情報をまとめました。

2021年のお雛様を飾る時期は2月4日(木)〜3月4日(木)

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代表的な飾り始める時期

「雨水(うすい)」の日に飾り始める。

  • 「雨水」は、季節の指標である「二十四節気」の2番目の節気で「降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期」という意味がある。
  • 「雨水に雛人形を飾り始めると良縁に恵まれる」という言い伝えもある。

「立春(りっしゅん)」の日に飾り始める。

  • 桃の節句は春を代表する節句であることから、「暦の上で春が始まる立春(2月4日頃)に飾るとよい」と言われている。

お雛様を飾る時期に、明確な決まりはないと言われていますが、その中でも代表的な飾りはじめの時期に「二十四節気」の『雨水』に飾るというものと、『立春』飾るというものがあります。

2021年の立春は2月4日で雨水は2月18日だったので、2月4日から遅くても2月18日までに飾り始められると、お雛様を十分に目で見て楽しむことができそうですね。

また、雛祭りの前日に飾ることを「一夜飾り」と呼び、縁起が悪いことで知られています。お正月の飾りと同様で、一夜飾りで行われるのでお葬式と同じ飾り方では縁起が悪いとか、ひな人形は人形を依代にして厄を払い災いを遠ざけてくれるものでもあるため、それを一夜で行うのは失礼だとも言われています。

飾る前に、箱にしまわれていた状態の写真を撮っておくと、しまう時に楽です。

しまう時期は行事が終えたら早めにしまう。

お雛様は、婚礼の様子を表しているお飾りです。そのため、早く飾り出すと「早く嫁に出す」、早くしまうほど「早く片付く(嫁に行く)」とも言われていて、早くしまうことで、おひなさまのような幸せな結婚ができるよう良縁を願う意味が込められています。

雛人形は湿気に弱いため、春の雨がやんで、お天気がよく湿気の少ない日にしまうのが良いです。雨続きでなかなか片付けられない時は、雛人形をくるりを背中向きにして「お帰りになった」「眠っている。」という解釈をする方法もあります。

どうしてもできるだけ長く飾っておきたい人は、春をお祝いする意味で飾っておいて「春分(3月20日頃)」までにはしまうのが良いでしょう。

立春が過ぎたら早めに飾る。
行事が終えたら早めにしまう。

お雛様の飾り付け方のポイントと意味。

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雛段飾りの飾りつけをする場合は、上の段から並べる。

下の段から飾ってしまうと、上段部分を飾りつける時に誤って下段の飾りに腕などがぶつかってしまい飾りが落下して破損する可能性があります。一番上のお内裏様から飾るようにしましょう。

並べ方のレイアウトは、購入したお雛様の説明書にも記載されていると思います。

<基本的な7段飾の順番>

  • 1段目:「男雛」「女雛」
  • 2段目:「三人官女」と高坏(たかつき)とお餅。
  • 3段目:「五人囃子」楽器は向かって右から謡い(うたい)・横笛(よこぶえ)・小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・太鼓(たいこ)の順で、「左へ行くほど音の大きい楽器になる」ように並べる。
  • 4段目:随身の一対で「矢大臣(やだいじん)」と呼ぶ。左手に弓、右手に矢を持っている。
  • 5段目:「三人上戸(さんにんじょうご)」怒った顔、泣いた顔、笑った顔の三人組。
  • 6段目:「婚礼道具」を並べる。箪笥や鏡台、針箱など。
  • 7段目:中央へ「重箱」をおいて、左右に「御駕篭(おかご)」と「御所車(ごしょぐるま)」を並べる。

飾る場所は、直射日光とエアコンの風を避ければ、好きな場所に飾って大丈夫。

お雛様を飾る方角などに決まりはありません。

ご自宅のみんなが楽しめる場所であれば、好きな場所に飾って大丈夫です。

ただ、直射日光が当たる場所や、エアコンの風が当たる場所は、お人形の顔がひび割れたり痛む場合があるので避けたほうがいいです。

床の間や和室がある家庭は和室の方が雰囲気があうかもしれませんね。

お雛様には災いを遠ざけたり、良縁を願う意味がある。

<お雛様を飾る2つの意味>

「将来、幸せな結婚ができますように」と、あらかじめ結婚をお祝いをする、予祝の意味がある。

雛人形には人形に厄を移して災いを遠ざける意味もある。昔は人形(依代となる紙)に厄を移し、厄払いとして水に流す「流しびな」が行われていました。その流れから、雛人形には厄を払う意味があると言われています。

お雛様の知っておきたい「しまい方」のコツ

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お雛様をしまうポイント

  1. 湿気に弱いので、しまう日は天気の良い日に行う。
  2. 綿の手袋を手につけて、毛ばたきでホコリを払う。
  3. 人形の持っている扇などの小物は取り外せるものは外す。
  4. 飾だいや屏風は柔らかい布でホコリを拭き取る。
  5. お人形の顔は顔紙で包む。なければティッシュなどで代用する。
  6. 人形用の防虫剤と一緒に入っていた箱にしまう。

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雛人形は秋(9月ごろ)に一度、箱から出して虫干しをして防虫剤を取り替えると長持ちします。

しまうのが楽なのはガラスかプラスチックのケース飾りタイプのお雛様です。ケースごと出して飾り、しまうときもケースの周りのホコリを拭き取って箱に戻すだけで済みます。

ケース飾対応はマンションで暮らしていて飾るスペースがない人にも人気があるお雛様です。

お雛様をしまう場所は、適度に湿度が保たれていて日光の当たらない高い場所がいい。

  • 人形が痛むので直射日光や高温多湿を避ける。
  • 極端に乾燥する場所は人形の顔がひび割れるかもしれないので避ける。
  • 人形がかびないように湿気が溜まりにくい高い場所がおすすめ。
  • 押し入れにしまう際も、ぎゅーぎゅーづめにしまわないようにする。

雛人形はとてもデリケートなものです。しまう場所を間違うと傷んでしまったり、衣装の着物がカビてしまったりします。家の中のどこにしまうのが一番良いか考えて収納のスペースを確保しましょう。

お雛様の飾る期間のまとめ

  1. 飾るのは「立春(2月4日)」から「雨水(2月18日)」の頃がおすすめ
  2. しまうのは雛祭りの翌日3月4日から遅くても「春分(3月20日)」頃。
  3. しまう時は天気の良い日にする。
  4. しまう場所は高い位置で乾燥し過ぎず、日光の当たらない場所。

今回は春の行事の雛祭りに飾るお雛様の飾る時期としまい方についてまとめました。

暖かくなって、梅の花や桃の花がきれいに咲いている春のお祝いを楽しんでくださいね。